地球は71.1%の海洋と28.9%の陸地でできており、太陽からのエネルギーを受け、大気や水を循環させて、私たち生命活動の源となっています。
地球で生きる生物は最低でも300万種、おそらくは1,000万種は存在しているのではないかとも言われています。
生物はこれまで、五界説で分類されてきました。モネラ界、原生生物界、植物界、菌界、動物界(現在は二ドメイン説もしくは三ドメイン説というのがあります)。全ての生物は70%が水、残り30%がタンパク質、脂質、多糖、核酸。生きているということは、常に無数の化学反応の総和であり、その反応の場を水が提供しています。
細菌類は全ての地球環境に存在し、生物の体内(消化器官)にも存在しており、免疫システムと緊密に連携しています。
菌類は分解者。動植物を分解し、土に返すサイクルを作り出します。
植物は水や土、太陽の光から有機物を作り出し、大気中に酸素を供給します。
私たち動物は有機物や酸素を消費します。
それぞれの役割の中で循環を生みます。
エネルギーは太陽光の形で常に地球に供給され、循環し、そのエネルギーは熱輻射などにより常に宇宙へ放出されてます。その収支は基本的にゼロ。平衡を保っているのです。
この環境に適応した私たち遺伝子は、現代社会生活においてしばしばこの循環に身を置いていることを忘れてしまいがちです。
この生物地球化学的循環から離れれば離れるほど、宇宙からのエネルギーの恩恵を受けることは難しくなります。
私たちは自然の一部。
これも普遍的真実なのです。