頭蓋骨のポジション

●頭蓋ポジションと姿勢

スマホやデバイスにより眼の筋肉が固まり
手指が握った形のまま長い時間使われる
現代社会の生活様式に対応しきれない人体は
頭部が前方に出た状態で固定され
鼻での深い呼吸が難しくなり
浅い口呼吸を繰り返すことで
私たちは様々な不調を抱えます

頭蓋骨のポジションが前に出ると
ボーリング球くらいの重さの頭蓋骨を
前に落とさないよう
体のあちこちに力みを作ります
腰を反って頭を後ろに戻したり
骨盤を前に押し出すことで頭を引いたり
不良姿勢がインプットされていきます
何も意識されていない場合は間違いなく
毎日確実にその姿勢で固定されていきます

固定された姿勢では
重心は足裏全体で地面を踏む感覚が
わかりにくくなり
骨で立つ感覚を失います
脚の余計な力みが骨格の捻れを生み出して
脚のラインはムキムキ太くなり
浮腫みやすくパフォーマンスは下がります

足指や足裏から頭蓋骨まで
様々な筋膜ラインが通っておりますから
足指や足裏の自由度が下がることで
全身の自由度が下がり
感覚器官が閉じて呼吸も浅くなり
固まった姿勢が完成します
この姿勢は肉体的な疲労だけでなく
免疫機能の低下や
精神的な疲労にも繋がります

●私たちにできること

姿勢は生まれつきではなく
生活の形に合わせて最適解を作り出し
その生活の積み重ねによって
その形になっていくということです
座り方、立ち方、歩き方など
生活を変えずともその中で行われる
一つ一つの動作の質を高めるだけで
お体の形はどんどん変わります
また今までの生活では意識しないような動きを
あえて取り入れることも脳にも体にも
素晴らしい刺激となることでしょう

手指、足指、眼(感覚器官)
それぞれ筋肉ですので
ストレッチもリリースも
エクササイズも可能です

やるかやらぬか
気づいて少しずつ始めた10年と
やらないで目を瞑った10年の差は
もはや到底届くはずもないくらいに
遥か彼方遠く向こうへ…

デバイスに使われるのではなく
デバイスをなんのために使うのか明確にし
上手な距離感を保ちつつ
私たちに本来備わっているアンテナを
しっかり研ぎ澄ます日々を
楽しみながら追求する日々をご提案

人体って素晴らしい
人体って面白い
さらに学び深めてまいります

手指と眼の時代

⚫︎固まってしまう手指や眼

新年明けましておめでとうございます。
nice life studio 川口です。
2025年スタートしてから1週間が経ちました。
年始からのパーソナルやグループのご予約もありがとうございます。そんな中で皆様に共通して強くお伝えしていることがございます。

スマホ普及率は2019年で80%を超え2024年には97%を超えています。そして10代から60代までの平均使用時間は平日3.66時間、週末は4.36時間となっております。

手指の酷使は今に始まらず、人間が生活するために必要不可欠な動作です。ただ昔は生活の形が違い、開いたり閉じたり、手の機能をフルに活かして生活していました。

眼もまた然りです。昔は移動もよっぽどの身分でない限りは徒歩で、道の先を見たり、雲行きを確認したり、ふもとを見下ろしたり、色んな使い方をしてきました。

現代の手指や眼の生活の特徴は
・使い方が限定され且つ使用時間が長い
ということです。

スマホ使用時間以外に、お仕事や学校などで眼や手指を酷使されている場合
寝ている時間以外はほとんどの時間を固定した目線で手指を曲げる側に働かせて
1日を終える時代が急速にやってきており、私たちは対応しきれず様々な身体症状に悩まされます。

手指は開く側に動きにくくなり、眼は手元や斜め下の床に固定され、周囲が見えなくなります。
眼は心の窓とも言われるほど精神に与える影響は大きく、眼が固まることで精神状態は落ち込みます。

手や眼は、肩甲骨や鎖骨、肋骨や背骨と密接なため、体だけでなく自律神経にも様々な不調をきたします。


●眼球&手指のロックがもたらす代償

まずは手指を握る側の筋膜は手のひらや親指から肋骨全体と胸鎖関節(鎖骨の一番内側)まで及びます。

ここが固まることで

・頭部が前方へ
・口呼吸になる
・顔が垂れる老ける浮腫む
・巻き肩
・首コリや肩コリ
・猫背
・反り腰

など代償して働く部位に影響が出ます。

また眼球の固まりは
・頭部が前方へ
・口呼吸になる
・顔が垂れる老ける浮腫む
・首の付け根が固まる
・中枢(コア)の不活化
などなど

スマホの影響でおこる眼球や手指の恒常的な緊張は
見た目だけでなく関節や骨の異常や免疫力低下
内臓機能に至るまで
全ての生物を弱らせていきます。

(細かく説明聞きたい方は2〜3日語れるお話ですので直接ご連絡くださいませ)

手や眼の簡単なストレッチはパーソナルではもちろん、グループレッスンやオンラインレッスンでもお伝えしておりますが、最低でも30秒から1分で出来るものもあります。

2025年
そろそろスマホによる深刻な影響がお体に出始めていることを私も含めて現代を生きる全ての皆様に感じております。特に10代の身体機能の低下は目まぐるしく、30〜40代になる頃にはすでに様々な不調に悩まされることが予想されます。あれ、その時期って….?
そうです。日本の内閣が思い描く未来の日本
場所も体も空間の制約もない社会
むむむ

手指のストレッチやエクササイズ
眼球ストレッチやエクササイズ

生活に取り入れていつまでも元気なお体を手に入れましょう!