脳幹網様体賦活系

網様体賦活系

まず初めに、イメージの中で、私たちはどこまでも自由です。思い描くこと、想像、妄想、映像化は誰にも邪魔されません。これもまた普遍的真実です。

網様体賦活系とは、脳幹にある神経密集地帯。ここは自分のイメージに基づいて情報選別を行うシステム。日常の膨大な情報を全て取り込むことは脳の容量的にも不可能で、自分にとって必要な情報だけを無意識的に取捨選択するシステム

もし仮に私が、「愛される価値の無い人間だ」と思い込んだ場合、そのイメージを正当化する情報にフォーカスします。

犬が欲しいと思えば、犬の散歩をしてる人がやたら目についたり、犬にまつわる情報が飛び交っていることに気づきます。

脳は実際に起きた記憶と、記憶や経験から想像したことの違いは区別できません。

ピアノの練習で行われた、想像上の練習と物理的(実際に弾く)練習では、想像上の練習が物理的練習に対し、50%の効果(脳細胞の形態の変化率)を認めたという研究があります。

イメージだけで、脳の構造を効果的に変化させることができるのです。

あなたが最高の笑顔を見せる時はどんな時ですか?あなたが心から幸せを感じている時の情景は?

ビジョンを思い描き、その時の感情を出来るだけ具体的に、意識的に感じてみてください。想像しただけで、脳は経験し、記憶しているのです。

そして網様体賦活系と体を繋ぐ脊髄路は腹内側系へと繋がっています。呼吸筋群をはじめとするお腹の中の筋肉、ここがしっかり動くほど、より強烈なビジョンを思い描けます。

良いイメージを思い描く。
映像化して具体化する。
お腹の内側からしっかり体を動かす。

この瞬間から、最高の未来へ向けて、あなたは間違いなく動き始めるのです。

リンパ循環とむくみ

リンパ液を運ぶリンパ管とリンパ液を貯留するリンパ節からなるリンパ循環。

役割としては
・余分な組織液を回収
・リンパ節、リンパ球によるウィルスや菌への免疫機能
・小腸から吸収した脂質を静脈へ輸送

リンパ液の輸送は主に筋ポンプ作用。
リンパ管には逆流弁がついており、筋活動によりリンパ液は一方向へ進むようできている。
筋ポンプは筋の弛緩と収縮によるもの。

運動=リンパ循環活性

組織液の輸送が滞る=浮腫、免疫機能低下、脂質異常。

鼠径リンパ節、腋窩リンパ節はウィルスなどを体幹へ侵入させないための関所。
左上肢、下半身は足裏の毛細リンパ管から上行、乳び槽で小腸から脂質を含んだリンパ液が合流し胸管、左静脈角へ。

右上肢は右リンパ本幹→右静脈角

足裏やふくらはぎの筋肉が固まれば下肢はむくみます。
首や顎周りの筋肉が固まれば顔がむくみます。

もちろんマッサージやエステなど施術で循環を促すことはできます。
でも根本的に筋肉の活動が生まれなければリンパ循環機能は低下します。

座っている時間が長い現代社会生活では
意識的に運動を取り入れなければ
むくみやすく免疫力も低下してしまいます

スクワットで大切なこと

当スタジオでは、抗重力筋の繋がりを意識したスクワットを提供しております。
抗重力筋とは、呼吸筋群をはじめとする体の最も深層に位置する筋肉の繋がりで、骨格を伸ばしたり広げた状態で安定させる筋肉群のことです。

インナーマッスルとも呼ばれるこれらの筋肉を使うことで体幹部は引き締まりやすくなります。
こちらにスイッチを入れた状態でのスクワットは、太ももを太くすることなく、体幹に近い位置にある下腹(腸腰筋、腹横筋等)やお尻(深層外旋六筋、臀筋群)、骨盤底筋を中心とした動きになります。

股関節の機能も高まり、腰や膝のトラブルも改善されます。

なにより機能的な動きができていれば、その形は自然と美しさを持つのです。

膨張構造

お体の支柱とも言える骨格は、テントのように張ったり伸ばしたり、張力をかけることで安定する機能を持っています。
関節を曲げ伸ばしするような動きは、縮めることで骨格の動きを作り出す屈筋群、張力を発揮する筋肉は伸びることで活動する伸展筋群と呼ばれます。

伸展筋群のスイッチは呼吸に伴う筋肉をしっかり活動させること。深い呼吸、横隔膜をはじめとする呼吸に携わる筋肉が協調し、ユニットとして働くことが重要です。

現代社会生活の中で使われることの少ないこの伸展筋群の活動を活発にすることで、逆の働きを持つ屈筋群の働きが抑制されます。

深い意識的な呼吸は、現代社会生活で過度に疲労した外側の筋肉を緩めるのです。

外側が緩み、張力を持った体は、毎日を快適にし、骨格に程よいスペースができ配列が整い、動きも見た目も美しいものになっていきます。

生物地球化学的循環

地球は71.1%の海洋と28.9%の陸地でできており、太陽からのエネルギーを受け、大気や水を循環させて、私たち生命活動の源となっています。

地球で生きる生物は最低でも300万種、おそらくは1,000万種は存在しているのではないかとも言われています。

生物はこれまで、五界説で分類されてきました。モネラ界、原生生物界、植物界、菌界、動物界(現在は二ドメイン説もしくは三ドメイン説というのがあります)。全ての生物は70%が水、残り30%がタンパク質、脂質、多糖、核酸。生きているということは、常に無数の化学反応の総和であり、その反応の場を水が提供しています。

細菌類は全ての地球環境に存在し、生物の体内(消化器官)にも存在しており、免疫システムと緊密に連携しています。

菌類は分解者。動植物を分解し、土に返すサイクルを作り出します。

植物は水や土、太陽の光から有機物を作り出し、大気中に酸素を供給します。

私たち動物は有機物や酸素を消費します。

それぞれの役割の中で循環を生みます。

エネルギーは太陽光の形で常に地球に供給され、循環し、そのエネルギーは熱輻射などにより常に宇宙へ放出されてます。その収支は基本的にゼロ。平衡を保っているのです。

この環境に適応した私たち遺伝子は、現代社会生活においてしばしばこの循環に身を置いていることを忘れてしまいがちです。

この生物地球化学的循環から離れれば離れるほど、宇宙からのエネルギーの恩恵を受けることは難しくなります。

私たちは自然の一部。

これも普遍的真実なのです。